28、社会生活への参加

定義

家族や地域社会との交流頻度

情報

  1. 家族との交流がない又は近くにいない
  2. 社会的接触が限られている
  3. 社会的接触のためにヘルスケア提供者を利用する
  4. 最小限の外部の刺激/余暇活動の時間
  5. 閉じこもり
  6. 地域特性(地域組織、地域住民の交流、関心の程度、愛着、一体感)
  7. 地域リソースをすすんで利用している*

Outcome

理解・関心

  1. 社会活動の場(交流プログラム・運動の機会・栄養療法の場・健康教室など)があることに関心が示されない
  2. 社会活動の場(交流プログラム・運動の機会・栄養療法の場・健康教室など)に参加は希望されない
  3. 社会活動の場(交流プログラム・運動の機会・栄養療法の場・健康教室など)に興味はあるが具体的ではない
  4. 社会活動の場(交流プログラム・運動の機会・栄養療法の場・健康教室など)にたまに参加する意味を理解されいる
  5. 社会活動の場(交流プログラム・運動の機会・栄養療法の場・健康教室など)の情報を得て意義を理解されている

行動

  1. 外出もせず、社会活動には参加されていない
  2. 受診など必要な外出はするが社会活動には参加されていない
  3. 外出や社会参加は進められればできる
  4. 外出や社会参加は自ら時々できる
  5. 外出をしたり社会活動に積極的に参加されている

介入

観察

  1. 社会との繋がりに関する主観的情報(思い・考え)
  2. 家族・友人など本人を取り巻く人間関係の情報
  3. 趣味・活動の情報
  4. 信仰・コミュニティーの情報
  5. 対人関係能力
  6. これまでの社会参加
  7. 職歴

ケアと治療処置

  1. 本人のこれまでの人生の活動状況に合わせた社会参加の提案
  2. 在宅サービスのプランの提案
  3. 社会参加支援:外出時の必要物品の準備、社会資源の利用、家族会の紹介、自助活動の紹介、介護タクシー移動車の手配、簡易医療機器の準備、異常の監視、緊急時の対応、医療機関との連絡調整、付き添い支援者の手配
  4. 趣味・興味を見つける機会の創出
  5. 外出時同行看護:家族不在時の同行、医療依存度の高い療養者の同行

教育

  1. 社会とのつながりの必要性の理解
  2. 社会参加支援:
  3. 孤独の弊害の理解
  4. 社会参加の方法の説明

調整

  1. 地域の社会活動に関する情報収集
  2. 関連職種との連携(保健所、福祉事務所、民生員、地域包括センター、配食サービス、ガス、水道、電気、新聞配達、郵便局などの事業者含む)
  3. 役割の創出
  4. 通所系サービス、高齢者サロン、多世代参加型の集まりの場、家族会、家族介護者の会、趣味などの会との連携

課題名の例

  • 家族や社会との交流が不足している
  • 家族や社会との交流が効果的でない
  • 家族や社会との交流が維持、拡大できている
  • 社会参加をしようとしている