32、地域社会資源との連絡

定義

サービス、情報、商品/供給品に関わる個人/家族/地域と社会サービス提供機関、学校、企業等との連携

情報

  1. サービスを得る選択肢/手続きをよく知らない
  2. サービスの提供者の役割/規定を理解することが困難
  3. サービス提供者に心配事を相談できない
  4. サービスに対して不満足
  5. 社会資源が不適切/得られない
  6. 言葉の障壁がある
  7. 文化的な障壁がある
  8. 教育の障壁がある
  9. 移動手段(車等)の障壁がある
  10. ケア/サービス/物品がなんらかの理由で利用できない
  11. 連絡の端末(電話など)/通信設備が利用できない/不適切
  12. 地域リソースの知識*

Outcome

理解・関心

  1. 使用可能な社会保障・保険サービスの仕組みに関心が示されない
  2. 使用可能な社会保障・保険サービスの使い方に関心が示されない
  3. 使用可能な社会保障・保険サービスの仕組みや詳細は知っているが相談する場所がわからない
  4. 使用可能な社会保障・保険サービスの仕組みや相談方法は知っているが使い方がわからない
  5. 使用可能な社会保障・保険サービスの仕組みや適切な利用方法も理解されている

行動

  1. 地域のサービスを利用されていない
  2. 相談員又は相談担当者が段取りをすれば、サービスを利用される
  3. 相談員又は相談担当者がいくつかの問題を適切に伝えればサービスを利用できる
  4. たいていの場合にサービスを適切に使われている
  5. 相談員やサービス提供機関と連絡を取り必要なサービスを利用されている

介入

観察

  1. 地域資源活用に関する思いや考えを伺います
  2. 医療度
  3. 生活の中での困りごと
  4. 身体面・精神面・社会面でのケアの必要性
  5. 社会保証の等級など(障害者手帳・介護保険等級・医療保険・特定疾患など)
  6. 社会的役割
  7. 適切な相談者の存在
  8. コミュニケーション能力

ケアと治療処置

  1. 看護計画の作成をします
  2. 必要な社会資源の活用をします
  3. コミュニケーション手段の選択をします
  4. 生活物品の選択と導入をします
  5. ME機器使用時の維持管理に関する一連のケアを調整します:作動状況確認、フィルター交換

教育

  1. 社会資源・サービスに関する知識の伝達
  2. 社会資源・サービスを導入することの価値の説明
  3. 生活の質の向上に向けたサービス構築に対しての知識
  4. 在宅福祉用具の指導:各種手順、トラブル対処、物品請求方法、家族への指導
  5. 対人援助
  6. 個々の習慣や行動の認識と行動変容への働きかけ
  7. 新たな役割を得るための新たなスキル獲得への提案

調整

  1. 利用可能なサービスの説明
  2. 相談員や相談担当者との関係構築
  3. 受診と受診状況確認
  4. 診察時の同席
  5. 訪問診療支援
  6. 段階に応じたサービスの利用量とスケジュールの調整
  7. 金銭の管理
  8. 就労支援
  9. 教育支援
  10. 医療機器の管理
  11. 関連専門職との連携(リハビリ職・介護職・送迎サービス・栄養士など)
  12. 在宅歯科受診調整
  13. 小児・高齢者のためのプログラム
  14. 町の保健室相談機能と連携
  15. 専門外来の紹介
  16. サポートグループ・患者会の紹介

課題名の例

  • 地域の資源活用が十分ではない
  • 地域の資源活用が維持・増大している