ブログの更新、気になりつつ怠っておりました。心配した方からメールが来てしまいました。
しろ訪問かんごステーションは、開業してはじめての夏が終わり秋を迎え、やがて寒さに突入するのでしょう。開業した1月からスタッフと共有してきた時間は、嵐のような日々でしたが貴重な経験の連続で、ようやく落ち着いて仕事ができるようになったと感じます。(遅いよね、所長!)
おかげ様で、次からつぎに、さまざまな背景の方々とともにおります。小児のケアにも入ることができて、新たな学びの連続です。「しろ」には神様がついていて「これも学べよ」と言ってくれてます。
金銭面での看護上の課題をお持ちの方は、区の保護課の方からずいぶん教えていただき、ご協力いただいております。ちょっと浪費癖があるようで課題だよねー、と話していたら、受け持ちの20代スタッフが「浪費」ではなく、「#必要なものにお金を使えない可能性」という表現にしました。まさに!、我がスタッフながら感心しました。センスがいい。で、で、その方とは連日お金の使い方の調整中。在宅ならでは、です。ちらかった部屋の片づけも絶賛実施中で、まずは関係を創らないと片づけ不可ですね。その方のまなざしで世界をみようとすると、いろいろなことが観えて、やっとさせていただけることも。”援助へのニーズ”は学生時代から習ったけど、今実感の日々です。まず、援助してほしいですというニーズを得るところからが、在宅です。うー、ハードル高い方もいます。だから鍛えられています。反省と涙も、あるある、です。
わたしたちの何気ない日常は、ときに病いによって「奈落の底(その方の今日の言葉)に落ち」ます。それでも「家に帰って、生き帰ったのだからやり直したい」と、限られるであろう日々を笑顔で味わっている方もいます。退院して久しぶりに炊き立てご飯とたくあんの食事をされました。なによりです。
なんで炊き立てごはんってうまいのでしょうか!
熊本の紅葉です。東区から中央区に訪問中の県庁前でパチリ。万難排して必死で行った黒川温泉でパチリ。熊本に帰って心おきなく話せる友人は本当にありがたく、仕事でも支えになってくれています。みなさん、ありがとうございます。「しろ」のはじめての、つれづれの秋だよりでした。