23、金銭管理

定義

賃金、年金、家族の収入、仕送り等から得られ、生活や療養のために使える金銭

情報

  1. 収入が少ない/ない
  2. 健康保険を持っていない
  3. 金銭管理が困難
  4. 必需品は購入できる
  5. 必需品の購入が困難
  6. 借金や浪費癖のある家族
  7. 家賃、健康保険、公共料金等の滞納状況
  8. 困窮が緩和された経済状態
  9. 金銭管理をしようとしている
  10. 社会資源の活用状況

Outcome

理解・関心

  1. 収入と支出の源や総額に関心が示されない
  2. 大部分の収入源や総額を知っているが支出についてほとんど関心が示されない
  3. すべての収入源や総額を知っておりいくつかの支出も把握されている
  4. 現在の収入と支出を把握されている
  5. 現在の収入と支出の状況を知っており将来の経済状況の予測をされている

行動

  1. 収支を考えずにお金を使うまたは金銭管理をしようとなさらない
  2. 優先順位を考えずにお金を使う家計管理に関心がない
  3. 優先順位を考えてお金を使う家計管理や予算立てに関心がある
  4. 優先順位を考えて予算を立てるようになる。家計管理を一部なさっている
  5. 常に優先順位を考えてお金を使い家計管理ができている

介入

観察

  1. 収入(家計)に対する思いや考えを伺います
  2. 実際の収入対支出の状況
  3. 家族からの支援の有無
  4. 利用可能な資源の使用の有無
  5. 生活保護受給の有無
  6. 必要なケアプランを受ける財政的余裕の有無
  7. ヘルスケアにお金をかける余裕の有無

ケアと治療処置

  1. 総合的な家計に関する分析とケア計画を立案します
  2. 利用可能な社会資源の選択をします
  3. 家族への相談を一緒にします

教育

  1. 行動を変える必要性の理解ができるよう支援します(依存行動・ギャンブル・買い物・その他)
  2. 生活における資金計画が理解できるよう助言します
  3. 金銭管理の指導をいたします:金銭を自己管理するための助言・指導
  4. 社会資源活用のための具体的行動の理解がきるよう助言します
  5. 家族間での調整の必要性を説明します

調整

  1. ケアマネージャーや地域福祉課の担当者とのコミュニケーション
  2. 健康状態,経済状態に合わせたサービスの計画
  3. サービス間調整(生活に合わせた利用頻度など)
  4. 必要な社会資源の活用の調整
  5. 社会保障制度(小児・成人・高齢者)活用
  6. 生活保護の受給申請
  7. 後見人・弁護人などの活用

課題名の例

  • 生活困窮
  • 生活困窮の緩和
  • 財産問題
  • 金銭管理が困難
  • 適切な金銭管理をしようとしている