8-1、皮膚(褥瘡)

定義

身体の自然の覆いで表皮・真皮・皮下組織で構成されバリア機能をもつ

情報

  1. 褥瘡 DESIGN-R
  2. 発疹:種類(紅斑、丘疹、結節、水疱等)、形(環状、蝶形、円形等)、分布、量、色、硬度
  3. 炎症
  4. 掻痒症
  5. 創傷
  6. MDRPU medical device related pressure ulcer 医療関連機器圧迫創傷
  7. 健康な/障害が治癒しつつある皮膚

Outcome

理解・関心

  1. 皮膚の障害の状態、原因、治療法に関心を示されない
  2. 皮膚の障害の状態は知っているが、原因、治療法はまだ理解されていない
  3. 皮膚の障害の状態、原因を知っているが、治療法は理解されていない
  4. 皮膚の障害の状態、原因、治療法を部分的に理解されている
  5. 皮膚の障害の状態、原因、治療法を理解され述べることができる

行動・技能

  1. ケアを受け入れることが難しい
  2. ケアについて学ぼうとされている
  3. ケアを受けることができるが、セルフケアはまだ難しい
  4. ケアを受けることができ、必要時部分的にセルフケアができている
  5. ケアを受けることができ、必要時セルフケアができている

介入

観察

  1. 皮膚の障害に対する思いや考えを伺います
  2. 皮膚の状態:発赤、浸出液、損傷深度、大きさ、色、痛み
  3. 褥瘡、創部の写真
  4. ケアの受け入れ状況
  5. 検査データ

ケアと治療処置

  1. 必要なドレッシング剤等を用いて創のケアを行ないます
  2. 栄養管理を提案します
  3. 褥瘡の予防をします:体圧管理、体位変換、ズレ解除、発汗や尿便による湿潤、痩せ、栄養不足管理、皮膚の保護、皮膚の保湿
  4. 体圧分散用具の使用と管理をします
  5. 皮膚障害による思い(ボディイメージ)をよく伺います

教育

  1. 皮膚のしくみとはたらきの説明
  2. 創治癒過程の説明
  3. ずれ、摩擦や圧迫を避けることの必要性
  4. スキンケア:清潔、乾燥予防、マッサージ(褥瘡以外)
  5. 食事管理
  6. 感染予防
  7. 褥瘡予防:プッシュアップ、体位変換、トラ物対処、栄養管理、除圧方法、清潔管理
  8. ボディイメージについての助言

調整

  1. 医療機器:特殊ベッド、体圧分散用具、体位変換クッション(要介護2以上レンタル)、
  2. マトレスの選択
  3. 配食サービス
  4. サービス間調整
  5. 衛生材料調達

課題名の例

  • 褥瘡が発生している
  • 褥瘡が治癒・回復しつつある