定義
身体の自然の覆いで表皮・真皮・皮下組織で構成されバリア機能をもつ
情報
- 発疹:種類(紅斑、丘疹、結節、水疱等)、形(環状、蝶形、円形等)、分布、量、色、硬度
- 乾燥
- 脂性
- 炎症
- 掻痒症
- 膿・浸出液
- 打撲症・あざ
- 爪の肥厚(白癬症)
- 切り傷の治癒遅延
- 帯状疱疹
- スキンテア(摩擦、ズレによって生じる真皮深層までの皮膚部分損傷)
- 健康な皮膚*
Outcome
理解・関心
- 皮膚の障害の状態、原因、治療法の知識がまだない
- 皮膚の障害の状態は知っているが、原因、治療法がまだわからない
- 皮膚の障害の状態、原因を知っているが、治療法はわからない
- 皮膚の障害の状態、原因、治療法を部分的に説明することができる
- 皮膚の障害の状態、原因、治療法をすべて理解して説明できる
行動・技能
- 皮膚病変を放置されている
- ケアを受けいれないが、自分の方法で行おうとされている
- ケアを受けることができるが、自分でケアをすることは難しい
- ケアを受けることができ、必要時部分的に自分でケアをすることができる
- ケアを受けることができ、必要時自分でケアをすることもできる
介入
観察
- 皮膚の障害に対する主観的情報(思い・考え)
- 皮膚の状態:部位、発赤、浸出液、出血、範囲、色、痛み、皮膚の水分量、痂疲、肥厚など
- 皮膚障害の創部の写真
- 感染兆候
- 臭い
- 掻痒感など自覚症状
- ケアの受け入れ状況
- 検査データ
ケアと治療処置
- 軟膏製剤、保湿剤やドレッシング剤を用いた皮膚病変のケアをします
- 洗浄・保湿ケアをします
- 軟膏処置をします
- 栄養管理をします
- 発汗やよだれ、尿便による湿潤予防をします
- 機械的刺激の排除(掻痒感の軽減、衣類の調整、皮膚の湿潤環境の排除など)を提案します
- 専門家から推奨されたケアを実施します
教育
- 皮膚のしくみとはたらきの説明
- 創治癒過程の説明
- 皮膚の湿潤や圧迫を避けることの必要性
- スキンケアの方法:清潔、乾燥予防、マッサージ
- 創処置管理
- フットケアの指導:トラブル対処、感染予防、皮膚の観察方法、洗浄方法、足浴の方法、処置の方法
- 爪のケア方法
- 衣類の選択(靴下など皮膚を保護するものの着用)
- 食事管理
- 感染予防
ケアマネジメント
- 環境調整(安全な居住環境の確保、スキンテアの場合必須)
- 入浴や清潔ケアの頻度の調整
- 配食サービス
- サービス間調整
- 衛生材料調達
- 皮膚科医師との連携
課題名の例
- 皮膚障害(具体:浮腫・発赤・浸軟等)がある
- 皮膚障害が回復しつつある
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