34、成長・発達

定義

生まれてから死ぬまでの年齢に沿って進行する身体的、精神的、社会的成熟

情報

  1. 発達スクリーニング検査の異常な結果
  2. 成長/年齢曲線に比して異常な身体的状況 体重/身長/頭囲(小児はカウプ指数・成人はBMIなど)
  3. 年齢に相応しくない行動
  4. 不適切な各年齢における発達課題の達成/維持が不適切
  5. 発達課題に応じた発達の進行*

Outcome

理解・関心

  1. 発達・成長過程に関心を示されない
  2. 発達・成長過程を知らないが情報提供すれば知識を得ようとはなさる
  3. 発達・成長過程について知らないが自ら知識を得ようとはなさる
  4. 発達・成長過程をある程度は理解されている
  5. 発達・成長の過程をよく理解されている

行動

  1. 実年齢にそぐわない行動および、いつもと違う行動を日常的にされている
  2. 実年齢にそぐわない行動および、いつもと違う行動を1週間に5回以上されている
  3. 実年齢にそぐわない行動および、いつもと違う行動を1週間に1回以上されている
  4. 実年齢にそぐわない行動および、いつもと違う行動を1ヶ月に1回以上されている
  5. 実年齢の発達課題にあった行動が取れている

介入

観察

  1. 成長発達に関する思いや考えを伺います
  2. 定期的な身体計測(身長・体重・頭周)
  3. 一般的な発達課題との差異
  4. 精神状態(日内変動や環境面での変化など)
  5. 感情・意志表出の方法・コミュニケーション方法
  6. 24時間の日常生活行動の状況
  7. 生活行動の獲得状況

ケアと治療処置

  1. 発達状況に応じた課題達成のためのプログラムを提供します
  2. 日常生活用具の選択の獲得を促すケアをします:食事、排泄、睡眠、清潔、更衣、マナー
  3. コミュニケーション手段の獲得を支援します
  4. 認知行動療法(生じている問題を具体的に変えやすい考え方や行動を少しずつ変えて問題解決を目指す)の導入をします
  5. 認知症ケアの導入をします

教育

  1. 発達・退行の理解
  2. 養育ケア
  3. 対象者の状況に応じた関わりの必要性の理解
  4. 徘徊、転倒転落警報システム
  5. 適切な道具の活用

調整

  1. 関係機関の連携(保育所・児童支援施設・学校・通所事業所など)
  2. リハビリ関連職との連携(PT・OT・ST)
  3. 日常生活用具の選択

課題名の例

  • 発達課題への効果的でない反応
  • 発達課題への適応状態