定義
病原体が侵入すること
情報
- 感染源の曝露
- 発熱
- 感染症状
- 感染予防行動(感染対策管理に則っていない)
- 感染予防対策のための設備・材料の不十分さ
- 免疫
- 感染に関する検査結果:スクリーニング、生化学検査(CRP、WBC等)
- 感染者との濃厚接触状況
- 基礎疾患(糖尿病、肝障害、がん、呼吸器障害、歯周病、腎不全、血液疾患、肥満等)
- 高齢者、新生児
- 薬物の使用:抗菌薬、抗ガン剤、免疫抑制剤
- 感染予防行動
Outcome
理解・関心
- 感染伝播経路や予防法あるいは治療法に関心を示されない
- 感染伝播経路や予防法あるいは治療法に関心は持たれている
- 感染伝播経路や予防法あるいは治療法を少しは説明ができる
- 感染伝播経路や予防法あるいは治療法をたいだい説明できる
- 感染伝播経路や予防法あるいは治療法を言葉で説明できる
行動・技能
- 感染治療あるいは予防行動(手洗いや他者との距離等)をまったくとられない
- 感染治療あるいは予防行動(手洗いや他者との距離等)をたまにとられている
- 感染治療あるいは予防行動(手洗いや他者との距離等)をときどき実施されている
- 感染治療あるいは予防行動(手洗いや他者との距離等)をよく実施されている
- 感染治療あるいは予防行動(手洗いや他者との距離等)を完璧に実施されている
介入
観察
- 感染の客観的根拠:バイタルサイン(発熱、頻脈、頻呼吸、呼吸困難等)、局所の発赤・腫脹・発熱等、痰の量や性状、尿混濁、浸出液等
- 全身症状:悪寒、発熱、倦怠感、悪心、嘔吐、関節痛、筋肉痛
- 検査データ:WBC、CRP、血液培養、胸部X-P
- 標準予防策(手洗い、アルコール擦式手指消毒薬)の実施、必要時利用者の不織布マスク使用、咳エチケット、距離がとれているか
- 膀胱留置カテーテル、人工呼吸器、ライン類
- 生活環境
- ケアの受け入れ状況
ケアと治療処置
- 全ての個人に適切な感染防御法を実施します
- 手指衛生:消毒用石鹸と水で少なくとも15秒洗浄後アルコール擦過式消毒をする
- 個人に触れる前後、手袋脱着後、個人の環境や物に接触後、投薬や食事を扱う前の手指衛生
- 適切な個人防護具の使用:血液体液や創傷のある皮膚に触れる際の手袋やガウン、マスクの着用
- 咳エチケットと空間分離(少なくとも1m)
- 針等のリキャップ禁止
- 汚染した器材、リネン、環境表面の取り扱いと清潔保持
- 病原体の侵入を減らすようにします:流行している微生物に有効なエビデンスのある方法の遂行
- カテーテルを入れている方のカテーテル関連尿路感染症(CAUTI)を予防します
- 適用を評価する
- 排液バッグは膀胱より高い位置に置く
- 排液バッグは8時間毎に空にする
- 水分摂取を勧める
- 呼吸器感染症を予防します
- 呼吸器に関する衛生を維持する
- 処方通りの服薬管理をお手伝いします
- 身体の清潔を支援します:口腔ケア、陰部洗浄、等
教育
- 感染源への対処方法:手洗い、他者との接触、安全な性行動、生活な環境、マスク着用法
- 感染徴候の報告
- 感染源の特徴、感染経路、感染拡大リスクの減弱
- 自分から他者への飛沫交差感染を防ぐことの重要性
- 換気の徹底
- 咳をしている人に説明の上、サージカルマスクを提供する
- 咳やくしゃみの際の咳エチケット
- 咳をする際には他者との距離(理想的には1.5m)
- 個人、訪問者への感染伝播の危険性を高めるような状況があれば直に報告する
- 身体の清潔:口腔ケア、陰部の洗浄、手洗い
- 服薬管理
- 病状の経過への対応
- 食事の管理:食品の洗浄器具、調理、食物の保管、推奨された食事、栄養管理
- 十分な休養
- 高齢者の場合感染徴候(発熱、悪寒等)は生じないことがあることを説明する
調整
- 感染症流行時の対応:流行状況や対応方法を把握し、相談窓口(保健所等)を明確にしておく
- 都道府県や市町村の感染情報センターとの調整
- 衛生材料の調達:マスク・ガウン・手袋・ゴーグル
- サービス間調整
- 医療廃棄物の処理:各自治体での処理方法を確認(医療器具類は医療機関からの廃棄物として処理)
- 感染事故発生時の対応:医療保険→保健所、介護保険→介護保険局、必要時保健所
- スタッフや学生、研修者に対する教育や制限
その他
厚生労働省老健局:介護現場における感染対策の手引き, 2021.3
課題名の例
- 感染リスク状態
- 感染状態
- 感染予防行動の確立
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