29、役割遂行

定義

行動と自己表現のパターンが、周囲の状況や規範、期待との関連で変化する

情報

  1. 不本意な役割変更
  2. 役割知覚の変化、不安
  3. 新しい役割を担う(親として、受療者として、介護する家族として等)*
  4. 以前の役割を喪失する
  5. 役割の変化に適応できない
  6. 役割を遂行している

Outcome

理解・関心

  1. 変化した役割に関心を示されない
  2. 変化した役割を果たしていくことの必要性は気づかれている
  3. 変化した役割を果たすための相談先や対応方法を理解されていない
  4. 時に、変化した役割を果たすための相談先の選択や対応方法を理解されている
  5. 変化した役割を果たすための対応方法を常に理解されている

行動

  1. 変化した役割を果たすための相談はなさらない
  2. 変化した役割を家族間で話し合うことはなさらない
  3. 家族での役割編成ができている
  4. 自分の役割を果たすための相談ができている
  5. 自分の役割を果たすことができている

介入

観察

  1. 役割に対する考えやお気持ちを伺います
  2. 家族間の関係性
  3. 役割変化に伴う感情や行動の変化
  4. ストレス軽減のための対処方法の有無
  5. 役割変化に伴う自宅の環境あるいは経済的状況の変化

ケアと治療処置

  1. 必要な情報を提供し、質問に応えることで、家族に現実的な視点を持っていただけるようお手伝いします
  2. 支援的にご家族にアプローチいたします
  3. 役割変化に伴うストレスの軽減を図るための援助を行います
  4. 役割が変化したことによる感情を表出できるようよく気持ちを受け止めます

教育

  1. 役割変化に伴うストレス軽減のための対処の仕方がわかる
  2. 家族間でお互いを尊重し、円滑なコミュニケーションが図れる
  3. サービスを利用する手続きの説明

調整

  1. サービス調整
  2. 行政などの支援
  3. ソーシャルサポート(友人、自助グループ等)

課題名の例

  • 役割遂行が適切でない
  • 役割変化を受け入れようとしている
  • 役割を遂行できている