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出会いの雨

2022年3月27日の自衛隊通りの桜

今日はその方の祥月命日でスタッフとお悔やみに伺いました。不思議なことに亡くなった日と同じどしゃぶりでした。きっと帰ってこられたのだと感じました。写真の桜はご自宅でお看取りをした翌日の桜です。娘さんが桜の枝を飾ってくださいましたが花見はかないませんでした。見ていただきたかったな、と桜が涙でにじんだことを覚えています。今日奥様は「家で最期まで看れるか不安もありましたが、亡くなる2日前まで食事できて話しができて感謝しかないです。今は清々しい気持ちです。」と。仏壇のお写真は桜に囲まれていました。春にたくさんの花にみおくられて旅立たれました。当ステーションにとっても住み慣れたご自宅で「納得」のいく人生を最期まで過ごされるためのケアを実践する機会をいただき大切な経験となりました。

私達を選んでくださり診療をしてくださった先生方、ケアマネージャー様、福祉医療機器会社様、そして何よりご本人、奥様、ご家族に心から感謝申しあげます。看護のしごとが、さまざまな出会いによって自分の意思で「こと」を創ってゆけるのだと実感します。ナースになってよかったねとスタッフとも語りあいました。お別れがあるからその存在が重くなります。いつまでも大切にしてゆきます。

コメント

  1. めぐ より:

    すてき!

  2. 小麦 より:

    素敵な出会いで、ご家族や御本人の存在を強く感じられる出来事ですね。
    今後もあたたかい看護を受けられる方々が喜びを感じられますように。

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