27、他者との関わり

定義

家族や地域社会との交流頻度や結びつき

情報

  1. 関係を築く/維持が困難
  2. 最小限の活動分担
  3. 価値/目標/期待/計画の不一致
  4. 不適切な対人コミュニケーションスキル
  5. 緊張
  6. 不適切な疑念/操作/支配
  7. パートナーへの身体的/心理的暴力
  8. 衝突のない問題解決が困難
  9. 発達段階の危機
  10. 社会的相互作用の状況*
  11. リソースを求めようとしているか*

Outcome

理解・関心

  1. 肯定的なコミュニケーションと否定的なコミュニケーションに関心を示されない
  2. より良いコミュニケーションの方法に関心を示されない
  3. 肯定的コミュニケーションの重要性を知っているが、方法には関心を示されない
  4. いくつかのコミュニケーションの方法/いつ使えばよいか理解されている
  5. さまざまな肯定的でオープンなコミュニケーション方法/いつ使えばよいかを理解されている

行動・技能

  1. 他者とコミュニケーションを取ることが難しい
  2. 重要な他者との短期間の関係を持った履歴がある
  3. 関係を持つ重要他者の人数は少ないが、一人の人との関係を持つ期間は長くなっている
  4. 重要他者との比較的良好な関係を継続して(5年間程度)保つことができている
  5. 重要他者との良好なコミュニケーションと距離感を継続して(10年程度)保つことができている

介入

観察

  1. 他者との関係の状態
  2. 他者との関係による緊張や不安の有無と程度
  3. 社会的孤立の状態:家族や親戚、友人との交流時間、頻度、内容、人付き合いへの意向、外出への興味関心、日々の楽しみ、気持ち
  4. 生活状況:食事回数、内容、食欲、体重減少、入眠状態、疲労感、整容更衣、生活リズム
  5. ストレスへの対処能力

ケアと治療処置

  1. 緊張や不安による身体的、精神的な支援をいたします
  2. 緊急時通報装置を設置します:CMとの連携と提案、緊急連絡先の把握
  3. 通所系サービス、地域ボランティアとの連携をしていきます
  4. 生活状況調整をします:栄養状態、脱水予防、整容、更衣の支援
  5. 生活活動拡大の支援をします:散歩、イベント参加等ご本人の希望で

教育

  1. コミュニケーション技術の習得/向上←気持ちを表出できる関係性の保持
  2. 感情のコントロール
  3. 生活リズム確保の提案:睡眠障害の場合の活動性
  4. 意欲向上のための楽しみをつくる提案
  5. リラクセーション方法

調整

  1. 他者との関わりから生じるストレスに対する相談
  2. ソーシャルサポート(家族、友人、同僚など)
  3. 異変を早期発見できる見守り体制調整
  4. 外出できる機会の調整(買い物、外食、庭木剪定、ペットの世話、ボランティア等)

課題名の例

  • 社会的孤立
  • パートナーシップが効果的ではない
  • 社会的相互作用がすすんでいる
  • 精神的リソースを求めようとしている