定義
地域あるいは職場や学校において、疾病・傷害・損失をこうむらないこと
情報
- 療養者が生活している地域の歩行環境、車いす、歩行補助具の使用可能性
- 公共交通や移動手段の利便性
- 地域の治安の悪さと本人の属性
- 地域の環境汚染のレベル
- 子どもの学校、保育園、遊び場、公園へのアクセスの安全性
- 養育に不適切な場所、資源
- 病院や薬局へのアクセスの安全性
- 暴力の脅威、報告の必要性
Outcome
理解・関心
- 周囲の危険な環境・問題に気がつかれていない
- 周囲の危険な環境・問題に気がつかれている
- 周囲の危険な環境・問題に気がついているが解決策には関心が示されない
- 周囲の危険な環境・問題に気がおり部分的な解決策を考えている
- 周囲の危険な環境・問題に気がついており解決策も理解されている
行動
- 周囲の危険な環境・問題に自ら近づいて行く
- 周囲の危険な環境・問題を避けることができない
- 周囲の危険な環境・問題に自ら近づかないが巻き込まれる
- 周囲の危険な環境・問題を避けることができる
- 周囲の危険な環境・問題がなく安全を保てる
介入
観察
- 本人の置かれている環境に対する思いや考えを伺います
- 環境の危険に関する状況報告(感染、放射線、化学薬品、災害、農薬、生物学的製剤、廃棄物)
- 環境の危険と本人の生活状況の課題の整理
- 環境の改善をもたらすリソースの有無
ケアと治療処置
- ご人の意思を尊重した環境改善への提案をします
- 危険を回避できる行動の提案をします(予防接種、災害予防、汚染除去法)
- 周囲の環境調整をします
- 災害時支援をします:安否確認、他職種との情報共有、医療機器利用者の安全確保
- 災害訓練の実施をします(シミュレーション)
教育
- 安全な環境の理解
- 危険回避の方法の理解
- 災害時の対応および準備支援:災害MAPへの登録、災害マニュアルの提供、医療機器の安全確保と点検、安否状況伝達の指導
- 環境が身体や生活に与える影響の理解
調整
- 本人の健康上の問題を優先した環境調整(家族,ケアマネジャー,保健師,学校など)
- 本人の安全を優先した環境調整(家族,ケアマネージャー保健師,学校など)
- 災害時支援:関係業者への連絡及び調整
- 地域のリソースの活用に向けた連携(区役所,町内会など)
- リスクを最小限にするための環境調整
課題名の例
- 安全でない環境
- 安全性の高い環境
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