定義
刺激や周囲に対する知覚・注意・認知反応
情報
- 昏睡:強い刺激に対してもほとんど反応がない
- 混迷:中程度の意識混濁
- 嗜眠:傾眠よりやや強い意識混濁
- 傾眠:放置すれば眠りに落ちてしまう状態
- 見当識障害:覚醒しているが外界の認知に混乱が生じている
- せん妄:一時的に発症する注意力、思考力低下、見当識障害、意識レベルの変動
- GCS/JCS点数
- 意識レベルへの影響因子
- 意思疎通が可能
Outcome
理解・関心
- 本人あるいは家族は症状と理由をまだしらない
- 本人あるいは家族は症状や状態を説明することができないが、反応の変化がわかっている
- 本人あるいは家族は症状や状態を理解されているが、今後の成り行きはまだしらない
- 本人あるいは家族は症状や状態を理解されており、時折今後何が起こるか予測できている
- 本人あるいは家族は症状や状態を理解されており、適切に今後の予測もできている
行動
- 強い痛み刺激に対しても反応されない
- 強い痛み刺激にわずかに反応される
- 刺激で覚醒するが刺激をやめると眠り込む
- 刺激しなくても覚醒している見当識障害がある
- よく反応し見当識がある
介入
観察
- 意識が示せる場合は本人の主観的情報、家族の主観的情報(感情・考え)
- 意識レベルの評価:JCS・GCS・アイウエオチップス
- 眼球の位置・瞳孔・対光反射
- 意識レベルの変化
- せん妄:過活動型・低活動型・夜間の状態
- 精神活動運動の変化:興奮、集中力低下、不安、恐怖、幻覚、妄想等
- 関連因子:薬物、体液電解質異常、栄養不良、循環呼吸機能障害、中枢神経障害、感染、治療
- 疼痛
- 不慣れな環境
ケアと治療処置
- 適切な体位をとることで褥瘡や機能低下などの合併症を予防します:頻繁な体位変換あるいは起床、離床
- 口腔ケア、スキンケア、排泄ケアをします
- 嚥下機能評価をします
- 共感的で敬意のあるケアをし、ご家族との共有もいたします
- 適度な意味のある刺激を工夫します:日時や場所、カレンダー、音楽、写真
- 危険防止をします
- もし時間が残されていなかったらお別れのためのケアをいたします
教育
- 症状や経過(含家族)
- 報告したほうがよい情報(含家族)
- 福祉機器導入:介護用ベッド、危険感知装置、見守り機器
- 家族への必要なケアの教育
調整
- 福祉機器:介護用ベッド、介護用トイレ
- サービス間調整
- 薬剤師との調整
- サポートグループ
- 地域密着型プログラム:デイサービス、看多機等
課題名の例
- 意識障害
- 急性混乱
- 意識状態を維持している
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